「最近よく羽毛が舞う気がする。」
「前に比べてボリュームが無くなった気がする。」
このような悩みを持つ方はいらっしゃいませんか?
羽毛布団自体は長く使えますが、実は買い替えたほうがより快適に過ごせます。
また、劣化は避けて通れない道ですが、なるべく長持ちさせるコツもあります。
この記事では、買い替え時を見極めるコツと長持ちの秘訣をご紹介します。
目次
□そもそも羽毛布団は劣化するの?
布団などの寝具は冷蔵庫などの電化製品のように故障したり、破損したりするような目に見える劣化はしません。
毎日使うものですし、破れたりしない限り劣化には気づきにくいものです。
羽毛布団のような高級品なら一生使えるのではと考える方もいます。
しかし、保温性が損なわれたり、布団が重くなったりしてしまうと本来の機能性が生かされません。
そのため、10~15年ほど使用したらなるべく買い替えましょう。
□羽毛布団が劣化したサイン
*保温性がなくなった
新しい羽毛はふんわりと球状に膨らんでおり、しっかりと空気を包み込んでいるので熱が逃げません。
しかし、時間が経つにつれ羽毛にコシが無くなり包みこむ空気の量が減るので、暖かくなくなります。
*重くなった
羽毛は本来なら放湿性があるので、天日干しなどをするとまた元のふくらみに戻りますが、汗や皮脂などを吸収すると徐々に元のふくらみに戻りづらくなります。
*羽毛の量が偏る
片方の側だけに羽毛が偏ってしまう原因は日頃の布団の使い方です。いつも同じように布団を使うことで、羽毛にも癖がつきます。
次第にその癖が羽毛同士の結びつきにも影響を与えるため、羽毛が元の位置に戻らなくなってしまうのです。
*羽毛が飛び出してくる
羽毛布団の生地は羽毛が飛び出しにくい加工をされていますが、若干通気性はあるので、急な圧がかかると中から羽毛が飛び出してくることがあります。
この現象は羽毛そのものの劣化よりも、生地そのものの劣化でもあるので、ほつれや傷が無いか確認が必要です。
□羽毛布団を長持ちさせるには
*とにかく丁寧に扱う
上述したように、羽毛布団の生地は特殊な加工が施されていますが、それでも少しの傷や穴が原因で大量の羽毛が飛び出してくることもあります。
乱暴に扱わずに丁寧に扱うことを心がけましょう。
*カバーを必ずつける
人は寝ている間に大量の汗をかきますが、羽毛にとって汗は大敵なので、カバーをつけることで羽毛が汗を吸収するのを防ぎましょう。
*季節によって布団を使い分ける
実は羽毛布団にも季節それぞれの布団があります。
冬用の布団を年中使うのではなく、夏には夏用のものを使用しましょう。
そうすることで、一つの布団が受けるダメージは軽くなります。
*保管方法の注意
圧縮した状態で保管すると羽毛が痛みます。
そのため、専用の布団カバーやバッグに入れて保管することが好ましいです。
□まとめ
上述したように寝具にも寿命があるので、日頃から扱いには注意して、買い替えのタイミングをしっかり見極めましょう。
羽毛布団に関するお悩み等ございましたら、是非当社にご相談ください。