羽毛布団の質は産地で決まる?|高品質な羽毛の見極め方

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「羽毛の産地によって暖かさは変わるのかな。」
「羽毛の質は何で決まるの?」
このような疑問をお持ちの方も多いと思います。
実は、羽毛の質と産地には深く関係があるのです。
この記事では、産地別の羽毛の質と、良い羽毛の見極め方をご紹介します。

□産地別の羽毛

羽毛は寒い寒冷地で育つ水鳥から採れるため、寒ければ寒い地域の水鳥ほど高い保温性を持つと言われています。
ポーランドやハンガリー、フランス、ロシア、中国が主な産地です。
特にポーランドやハンガリーは気温が低いだけでなく、管理体制が行き届いているので生産量が多いです。
この2国で採れる羽毛はダウンボールが大きいため保温性高いのに加え、真っ白で美しいものが多いです。
しかし、産地はあくまで判断の基準であるため、必ずしも中国産の羽毛がハンガリー産よりも劣っているということにはなりません。
羽毛の質を見極める際には、質の目安となるラベルをしっかりチェックしましょう。

□羽毛の質が分かる判断材料

*日本羽毛製品協同組合 ゴールドラベル

羽毛のかさ高を数値化したものをダウンパワーと言い、主にかさ高は四段階のクラス別に分けられます。
かさが高いということは、羽毛がふんわりしていて弾力性があり、保温性が高いことを意味します。
そのため、上位のクラスであればあるほど羽毛の質が良いことを意味します。

*におい

適切な飼育期間を経て羽毛が採取され、きちんと洗浄されたものは少しにおいがしても天日干しでにおいが取れるものがほとんどです。
しかし、成熟していない水鳥から採取されたものや、減耗の洗浄処理が適切でない場合はにおいがとれにくいです。
そのため、においでも質を判断できます。

*混合率

「ダウン」と呼ばれる羽毛は水鳥の胸部から採れる羽毛ですが、翼などの他の部位から採れる「フェザー」と呼ばれる、軸がある羽毛とともに使用することがあります。
ダウンの混合率が高いほど上質であると言われています。
天然の羽毛は手入れが難しいので、最近では人口羽毛の使用で価格を安く抑えるケースも多くなっています。
ポロエステルなどの軽い素材で天然の羽毛の形状や特性を再現し、高級羽毛の質に匹敵するものもあると言われています。

□まとめ

上述したように様々なことから、羽毛の質が判断できます。
産地に惑わされずに本当に質が良いものを見極められるようになると、羽毛布団選びに困りません。
何かお悩み等ございましたら気軽に当社にご相談ください。


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