羽毛布団はどのように選べばよい?中身の種類や違いをご紹介します!

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羽毛布団にはいろんな種類がありますが、それぞれどう違うのでしょうか。
羽毛布団の種類と違いを知って、賢く使い分けたいものです。
ここでは、寝具の重要性と羽毛布団の良さを紹介し、羽毛布団の中身の種類や違いについて解説します。
また、羽毛布団を選ぶ際のポイントについても、触れることにします。

□寝具の重要性と羽毛布団の良さをご紹介について

人は1日のうち、約3分の1を布団の中で過ごします。
それゆえ、快適な眠りをゲットできる寝具を選ぶのは非常に重要です。
快適な睡眠は日々の疲れを取り、明日への活力が湧いてきます。

*羽毛布団の良さとは

羽毛布団は普通の布団と比べて、軽くて暖かいのが特徴です。
羽毛布団が軽くて暖かいのは、羽毛がたっぷり詰まっているからです。
また、羽毛布団は四季を通じて、いつでも使えます。
羽毛は、温度の変化に合わせて湿度も調整してくれるため、冬だけでなくオールシーズン快適に使えます。

この羽毛というのは、ガチョウやアヒルなどの、水鳥の胸に生えている綿羽のことです。
空気をよく含み、ふわっとした感触で、保温性に優れています。
羽毛布団は、軽いだけでなく長持ちするので、一度購入すればずっと使えます。

*合成繊維の布団との違い

羽毛布団のように軽くて暖かい布団に、ポリエステルの合成繊維でできた布団があります。
羽毛布団に近い性能があるのに安価なので、年々売り上げが伸びています。
ただし、ポリエステル製の布団は、羽毛布団に比べて吸湿性が低いのが難点です。

また、羽毛布団に比べて温度や湿度の急な変化に弱いので、朝になって冷え込むと、蒸れて不快感が残ることもあります。
ダウンとポリエステルは、同じ量で比較するとダウンのほうが暖かくて軽いので、このような違いがあるのです。

□羽毛布団の中身の種類や違いについて

羽毛布団に使われる羽毛は、ダウン(羽毛)とフェザー(羽根)に分かれます。
ダウンについては前述しましたが、ダウンには軸がないのも特徴の1つです。
つまり、ダウンは羽毛だけなので、軽くて柔らかく暖かいのです。

これに対してフェザーは、羽毛に軸がついています。
軸があるので形が崩れず、弾力性や復元性があります。
ちなみに、フェザーには2種類あります。

水鳥のお腹に生える羽根はスモールフェザーと呼ばれ、長さは6.5cm未満です。
これに対して、翼の部分に生える大きな羽根はフェザーと呼ばれ、6.5cm以上の長さがあります。
水鳥1羽から取れるダウンの量は少ないため、フェザーと混ぜて使いますが、ダウンの量が多いほど高価な羽毛布団ということになります。
ちなみに、羽毛が50パーセント以上含まれる布団を羽毛布団と呼び、50パーセント以下のものは羽根布団と呼ばれます。

□羽毛布団を選ぶポイントについて

羽毛の種類や、ダウン率について解説しました。
では羽毛布団を選ぶためには何をポイントにすればいいのでしょうか。

まず1つ目のポイントは羽毛の種類です。
羽毛はガチョウやアヒルから取りますが、ガチョウのほうが羽根が大きいので、量が少なくても暖かく感じます。
また、アヒルには少しだけ、独特のにおいがありますが、ガチョウはほとんど臭いません。

さらに、ガチョウの中でも長い期間かけて飼育された、マザーグースと呼ばれるものは、羽根が大きくて丈夫なので、質のよい羽毛が取れます。
このように、羽毛布団は使う羽毛の種類によって違いがあるので、羽毛布団を選ぶには羽毛の種類による違いと特徴を知っておくことが大切です。

2つ目のポイントはダウン率です。
ダウン率は、羽毛の中に羽根の軸を取ったダウンが、どのくらいの割合で詰められているかを表すものです。
ダウン率が高いほど、軽くて暖かい羽毛布団になります。
寝心地がかなり影響が出るため、羽毛布団を選ぶ際には、ダウン率を見ることも重要です。

3つ目のポイントはダウンパワーです。
ダウンパワーは、羽毛の膨らみを示す数値です。
数値が大きいほど膨らむ力が大きいので、暖かく寝心地のいい羽毛布団ということになります。
ダウンパワーは「dp」という単位で表されますが、なるべく400dp‍以上の羽毛を選びたいものです。

4つ目のポイントは洗える布団かどうかです。
羽毛布団は他の布団と比べると、あまり洗う必要はないです。
それでも長期間使うなら、定期的に洗った方がいいでしょう。
最近では、丸洗いできる羽毛布団もありますが、丸洗いできないタイプの羽毛布団でも、専門のクリーニング店に出せば洗える場合もあります。

5つ目のポイントは側生地の素材です。
羽毛布団を選ぶには羽毛そのものの品質だけでなく、側生地の素材選びも重要です。
羽毛布団の側生地には綿素材が使われることが多いのですが、綿の中でも超長繊維綿は高品質なのでおすすめです。

6つ目のポイントは内側の縫製です。
羽毛布団は、寝ている間に繰り返し寝返りを打つために、羽毛が片寄ってしまうことがあります。
羽毛が片寄ると、保温性が失われ寝心地も悪くなります。
羽毛が片寄らないように施された縫製の仕上がりも、しっかり確認しておきたいものです。

□まとめ

羽毛布団には、いろんな種類があります。
羽毛布団は、普通の布団と比べて軽くて暖かく、大切に扱えば長期間使えます。
羽毛は、ダウンとフェザーに分かれますが、ダウンが多いほうが高品質です。
羽毛布団を選ぶ際は、羽毛の種類やダウン率、ダウンパワーの数値などを見て決めましょう。


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