羽毛布団を自分で洗濯するのはNG?洗濯の失敗例をご紹介します!

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羽毛布団は、あまり洗濯しなくても使えると言われますが、それでも汗や皮脂汚れなどで、洗濯が必要になる場合もあります。
羽毛布団は自分で洗濯しても、失敗することはないのでしょうか。
ここでは、羽毛布団を洗うとどうなるかについて解説し、羽毛布団のクリーニングは、専門店に依頼すべきであることをご紹介します。

□羽毛布団を洗濯する頻度について

羽毛布団は毎日使うものですから、安眠するためには清潔に保ちたいものです。
では、羽毛布団はどれくらいの頻度で、洗濯するものでしょうか。
大手布団メーカーの見解では、3~4年に一度は丸洗いすべきと言うことです。

ただし、羽毛布団の状態がひどければ、年に1回程度洗濯すべきです。
それほど汚れが気にならないなら、3~4年に1回でいいでしょう。
ちなみに、羽毛布団はこまめに洗濯するよりも、日頃から布団カバーをかけるなどして汚れない工夫をすることが大切です。
また、月に1度くらいは天日干しをして、ダニや雑菌の増殖を抑える必要があります。

□羽毛布団を水洗いした失敗例について

汚れた羽毛布団を、自分で洗濯しようと考えたことのある人もいるでしょう。
では、羽毛布団を自分で水洗いすると、どうなるのでしょうか。
羽毛は水に弱いので、専門技術を持たない人が見様見真似で水洗いすると、以下のような失敗を招くことになります。

*羽毛が飛び出す

羽毛布団を水洗いすると、羽毛が飛び出すことがあります。
縫製がしっかりしていない羽毛布団だと、縫い目の隙間から羽毛が飛び出してしまうのです。
羽毛布団は、羽毛が濡れないように側生地に目つぶし加工をして、隙間を埋めるように作られています。

しかし、羽毛布団を水洗いすると、側生地の縫い目が傷んで隙間ができてしまうため、中の羽毛が外に出てしまうのです。
また、羽毛布団を洗うと、羽毛が片寄ってしまうこともあります。
羽毛の片寄りは、もともと羽毛の量が少なかったり、縫製がしっかりしていない場合に起こります。

*水洗いしたらペタンコになった

多くの場合、羽毛は加工の段階で、表面にコーティングが施してあります。
これは、羽毛に汚れやにおいがつくのを防ぐためです。
しかし、コーティングは水に弱いので、水洗いするとコーティングが剥がれやすくなります。
そのため、羽毛がペタンコになったり、クシャクシャになってしまうのです。

□羽毛布団のクリーニングは専門店に依頼しましょう!

羽毛布団は長く使える布団なので、汚れてもきれいにして、使っていきたいものです。
汚れた羽毛布団は、まず洗濯できるかどうか、チェックしてみることが大切です。
そして、洗えるタイプの羽毛布団であれば、天気予報を見て晴れの日が続くタイミングで、洗濯するといいでしょう。
ただし、洗えない羽毛布団や、洗えるかどうかわからない羽毛布団の場合は、専門のクリーニング店に出すほうが無難です。

ダブルサイズの羽毛布団や、ダウンの充填量が多い羽毛布団は自分で洗ったりせず、必ず専門のクリーニング店に出すようにしましょう。
羽毛布団は、洗えるという表示がついているか、あるいはメーカーが洗えることを保証している羽毛布団以外は、洗えないと考えたほうが無難です。
また、洗えると表示されている羽毛布団でも、必ず説明書に従って洗濯することをおすすめします。

*コインランドリーでは洗えない

羽毛布団は、コインランドリーの乾燥機では、十分に乾燥できません。
そのため、コインランドリーでは、洗濯しないほうがいいでしょう。
羽毛布団をコインランドリーで洗濯した人から、「なかなか乾かない」とか、「羽毛がほぐれない」といった苦情が出ています。

そもそも、羽毛布団をコインランドリーで洗濯乾燥することが無茶なので、こうなるのは当然の結果と言えるでしょう。
羽毛布団の洗濯は、しっかりした技術を持つ、クリーニング店に依頼することをおすすめします。
特に、高い羽毛布団であればなおさらです。

長期間羽毛布団を使っていると、どうしてもダウンが汗で汚れてしまいます。
羽毛布団は10年を目途に専門のクリーニング店に出すのがおすすめですが、汚れがひどい場合は、10年以内であっても、専門業者にクリーニングしてもらうほうがいいでしょう。

羽毛布団のクリーニング店は、それぞれ独自の技術を持っているので、すべてまかせればきれいに仕上げてくれます。
羽毛布団は、高価なものになると、まさに「一生もの」です。
それほど価値のある羽毛布団を、自分流の洗い方で台無しにしては元も子もありません。
高価な羽毛布団は自分で洗わず、必ず専門のクリーニング店に出しましょう。

□まとめ

羽毛布団は、3~4年に1度洗濯するのが一般的です。
汚れがひどければ1年に一度くらいの頻度で洗濯する必要があります。
クリーニング代を節約しようとして、羽毛布団を自分で洗うと羽毛が飛び出したり、ボリュームがなくなったりします。
特に高価な羽毛布団は決して水洗いせず、クリーニング業者に洗浄を依頼しましょう。


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