投稿者 umou_suyasuya投稿日:
羽毛布団は、羽毛の臭いにダニが寄って来るという話を聞き不安になっている方もいるかもしれません。
特にダニアレルギーをお持ちの方は、これらの話を聞くと心配ですよね。
そこで今回は、羽毛布団がダニに強い理由とダニ対策・退治の方法を紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
□羽毛布団がダニに強い理由を3つ紹介！
1つ目は、製造する過程で、洗浄および乾燥を行っているからです。
羽毛は、空気中の細かな塵を取り除き、水や洗剤などの洗浄液を用いて汚れを取り除いた後、乾燥と冷却除塵（じょじん）を行い布団になります。
冷却除塵とは、羽毛を風で冷却しながらフィルター分離で羽毛に絡みついていた微細な塵を取り除くことです。
製造段階で何度も洗浄が行われるため、不純物がしっかりと取り除けます。
また、150℃以上の高温で殺菌を行うため、60℃以上の環境で30分以上生きられないダニが、羽毛布団に入り込む心配はありません。
2つ目は、ダニが入り込めないような織り方がされているからです。
羽毛布団は、羽毛が外に飛び出してしまわないように、ダウン・プルーフと高密度織りという2つの特殊な加工が施されています。
ダウン・プルーフは、中からダウン（羽毛）が出てこないように、布生地を加工することを指します。
さらに、高密度織りが施された羽毛布団は、高密度に織り上げた生地でダニやハウスダストが侵入しにくいと言われています。
しかし、極端に安価な羽毛布団は、織り目が大きい場合があるため注意しましょう。
3つ目は、防ダニ加工が施されているからです。
防ダニ加工は、全ての羽毛布団に施されているわけではありませんが、製造の段階でダニを寄り付かせないような薬剤を織り込んで作られる羽毛布団もあります。
いつも寝る寝具に薬剤が織り込まれているのは、不安と感じる方もいらっしゃるでしょう。しかし、薬剤といっても人体への影響を十分に考慮し、安全性が認められたものを使用しているため安心です。
肌が弱いため心配という方は、試しに一度寝てみると良いでしょう。
□羽毛布団のダニ対策を3つ紹介！
1つ目は、日陰に干すことです。
これを聞いて、日陰よりも日向に干した方が良いのではないかと感じた方もいらっしゃるでしょう。
日向に干すことはもちろんダニ対策に有効ですが、生地が傷む原因にもなってしまいます。
日中日陰に干すことでも、ダニを弱らせるのには十分ですので、日向よりも日陰に干すと良いでしょう。
干すときに、どうしても日光が当たってしまう場合は、カバーをつけて干すことをおすすめします。
布団は、定期的に干してくださいね。
2つ目は、専用のスプレーでの駆除です。
こちらは、手っ取り早くダニを駆除したい場合におすすめの方法です。
しかし、肌が弱い方に影響が出てしまう場合もあります。
人に害のない薬剤で作られていますが、心配な方は、ダニ採りシートを設置して対策してみると良いでしょう。
3つ目は、掃除機で吸い取る方法です。
布団の内部にまで入り込んでしまったダニを掃除機で吸い取ることは難しいですが、生地にいるダニにはこの方法が有効です。
1ヶ月に1〜2回くらいの頻度で、掃除機をかけると良いでしょう。
その際は、吸引力を強くしすぎず、ゆっくりとかけてみることをおすすめします。
□羽毛布団のダニの退治方法を3つ解説！
1つ目は、布団乾燥機を使うことです。
ダニを退治するためには50℃で20～30分の加熱、または60℃の熱で一瞬加熱する必要があります。
布団乾燥機を使えば、50℃で30分以上の加熱を行えるため、ダニ退治が可能です。
しかし、乾燥により羽毛の保湿性が低下してしまうというデメリットと、処理後にダニの死骸を掃除機で吸引除去する手間がある点には注意しましょう。
2つ目は、クリーニングです。
クリーニングは、ダニだけでなく他の汚れも綺麗にできます。
しかし、生地の状態の改善はできません。
羽毛布団にダニが入り込んだということは、生地に問題があるということですが、その修復はされないため注意しましょう。
クリーニングだけでは、他の寝具にダニがいた場合に、また羽毛布団にダニが発生してしまう可能性があります。
3つ目は、リフォームです。
リフォームに出すことでダニを退治するだけでなく、羽毛布団をほぼ新品の状態にできます。
生地の状態も、ダニが入り込みにくい状態になりますので、今後のダニ予防も気軽です。
注意点として、コインランドリーでの洗濯は絶対に行わないようにしましょう。
こちらの方法は、羽毛から必要以上に油分を取り去ってしまうため、羽毛布団の心地の良さが失われてしまいます。
□まとめ
今回は、羽毛布団がダニに強い理由とダニ対策・退治の方法を紹介しました。
ダニは、熱に弱いことが分かりましたね。
当店は、環境保護のため羽毛布団製造と並行して、「羽毛布団リフォーム」も行っております。
羽毛布団のリフォームをお考えの方はお気軽にご相談ください。