投稿者 umou_suyasuya投稿日:
羽毛布団の打ち直しをご存知でしょうか。
打ち直しは、使い続けて古くなった羽毛布団を、購入時のような状態に近づける作業のことです。
そこで今回は、打ち直しを行うメリットや打ち直しと買い替えを決めるポイント、打ち直しを行った方が良い布団のサインについて紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
□打ち直しを行うメリットを3つ紹介！
1つ目は、経済面でやさしい点です。
近年、羽毛が高騰しているのをご存知でしょうか。
したがって、新品を購入するよりも、布団の打ち直しを利用した方が経済的にやさしいのです。
しかし、布団の価格には幅があります。
布団の価格によっては打ち直しよりも買い替えの方がお得な場合もあることに注意しましょう。
2つ目は、現在使用している布団を使い続けられる点です。
長年の使用で今の羽毛布団に愛着が湧いている方も多くいらっしゃるでしょう。
また、今使用している羽毛布団の寝心地が良いため、あまり買い替えたくないという方もいらっしゃるでしょう。
このような場合には、打ち直しがおすすめです。
再生加工により、「布団の生地が破けた」「布団が平べったくなって寒い」といったトラブルにも対応できます。
打ち直しを行うことで、廃棄せずに済むため、二酸化炭素の削減につながり、環境を守れるというのもメリットですね。
3つ目は、サイズの変更や調整が可能な点です。
打ち直しでは、「子供用のサイズに作り変えたい」「ダブルサイズの布団をシングルサイズにしたい」といったサイズの変更が可能です。
また、「布団のかさを増して暖かくしたい」「布団の厚みを増やしたい」といった調整も行えます。
布団を新品のように綺麗にしつつ、ご自身の希望も叶えたい方にはうってつけかもしれません。
□打ち直しと買い替えどちらがおすすめ？決めるポイントを4つ紹介！
1つ目は、使用した年数です。
打ち直しは10年前後を目安に行うと良いと言われています。
また、15年以上経過してしまうと打ち直しができなくなってしまう可能性があります。
したがって、使用した年数が10年前後の場合は打ち直し、15年を超えている場合は買い替えにすると良いでしょう。
2つ目は、ダウンの量です。
羽毛布団の中身の羽毛には「ダウン」と「フェザー」の2種類があります。
そして、ダウンが50パーセント以上で、フェザーが50パーセント以下の布団が羽毛布団と呼ばれています。
羽毛布団には、このダウンの量が明確に記載されています。
そして、ダウンの量が80パーセントより多い場合は打ち直しの方がお得です。
しかし、ダウンの量が80パーセントよりも少ない場合は、羽毛を新たに追加するため、打ち直しの方が新品購入よりも高くなってしまう可能性があります。
3つ目は、打ち直しの回数です。
打ち直しを2回行うとなると、羽毛布団を購入してから20年以上経っていることがほとんどでしょう。
もし、1回打ち直しをしていて長く使い続けている場合は、買い替えを選択すると良いでしょう。
打ち直しで追加したダウンの状態が良くても、購入時から入っているダウンは寿命を迎えている可能性が高いため、この場合は買い替えがおすすめです。
4つ目は、追加する羽毛の量です。
打ち直しの価格は、追加する羽毛の量が多いほど高くなります。
追加する羽毛の量が500gより少ない場合は、打ち直しの方がお得ですが、多い場合は購入した方が安くなる場合もあります。
羽毛をたくさん追加することになった場合は、どちらの方が安いのかを比較しながら決めると良いでしょう。
□打ち直しを行った方が良い布団のサインとは？
1つ目は、羽毛が飛び出している場合です。
羽毛が飛び出してくる原因は、中身の羽毛を包む外側の生地である側生地（がわきじ）が傷んでいることが多いです。
そのため、打ち直しで側生地の取り替えを行いましょう。
2つ目は、臭いが気になる場合です。
羽毛布団の臭いは、汗や皮脂が原因と言われています。
目に見えなくても、布団の中に見えない汚れが溜まっているということなので、臭いが気になってきたら打ち直しを検討すると良いでしょう。
打ち直しで、側生地の交換や羽毛の洗浄を行えば臭い取り除けます。
3つ目は、布団の膨らみがなくなった場合です。
羽毛が絡み合ったり、壊れたりすることで布団の膨らみがなくなってしまいます。
特に、襟元のような体と擦れる部分は直ぐに劣化してしまいます。
布団の膨らみがなくなると、保温性が失われてしまうため、早めの打ち直しがおすすめです。
打ち直しで羽毛の片寄りを改善したり、布団の膨らみを取り戻したりすることで、元の保温性を取り戻せます。
□まとめ
今回は、打ち直しを行うメリットや打ち直しと買い替えを決めるポイント、打ち直しを行った方が良い羽毛布団のサインについて紹介しました。
羽毛布団は、打ち直しをすることで新品のような状態に戻せます。
寝具の使い方や打ち直しに関して何か分からないことがございましたら、お気軽にお問い合わせください。