せっかく購入したからには、羽毛布団を長く使いたいとお考えの人も多いでしょう。
実は、羽毛自体の寿命は30年よりも長いと言われていますが、それよりも早く劣化してしまったという人も多くいらっしゃいます。
そこで今回は、羽毛布団の寿命の決め手や寿命が近づいたサイン、寿命を長くするコツを紹介します。
□羽毛布団の寿命と寿命の決め手について紹介!
羽毛布団の寿命は約12年と言われています。
しかし、手入れの仕方や使い方によって、寿命が12年よりも長くなることも短くなることもありえますので、一概には言えません。
また、元から製品の質が良い場合や、使う頻度が少ない場合には20年以上持つ可能性もあります。
*羽毛自体の寿命について
羽毛自体の寿命は、30年よりも長いと言われています。
羽毛の寿命が30年なのに対して、羽毛布団の寿命が12年と言われているのは、布団として使うことで、布団が汗を吸い取ったり、経年劣化して傷んだりするためです。
ここからは、羽毛布団の寿命の確認方法を紹介します。
購入した当初は、空気を含んで膨らんでいたとしても、長い間使っていると膨らみが失われてきてしまいます。
膨らみは、中に入っている羽毛の耐久性が失わたり汚れを含んだりすることが原因で失われます。
膨らみが失われ、空気の層が作れなくなり、布団の中を保温できなくなってしまうと、暖かみが感じられなくなってしまいます。
□羽毛布団の寿命が近づいたサインを3つ紹介!
1つ目は、膨らみの減少です。
羽毛布団は、寝ている間に出る汗を含んで膨らみが失われたとしても、干すことで元に戻ります。
しかし、汗や汚れが蓄積すると、ダウンボールと呼ばれる羽軸を持たない羽毛が損傷し、羽毛の膨らむ力が弱くなってしまいます。
羽毛布団の膨らみが失われるほど、羽毛自体の暖かさが失われてしまうため、膨らみが約3分の2ほど減少したら、寿命が近づいたサインと考えて良いでしょう。
2つ目は、重たく感じるようになった場合です。
羽毛布団は、軽くふわふわした感じが特徴的ですよね。
しかし、汚れや汗が蓄積されると、徐々に吸収した水分を放出する性能が失われ、羽毛が固まって重くなります。
「最近布団が重くて寝づらい」「寝ても疲れが取れない」といったお悩みを感じている方は、布団を買い替えた方が良いかもしれません。
3つ目は、羽毛が飛び出した場合です。
羽毛布団は、ダウンが吹き出さないように側生地に特殊な加工が施されています。
しかし、長く使用し続けていると、この特殊な加工が劣化してしまい、羽毛が飛び出してしまいます。
また、布団に穴が空いていたり、裂け目ができていたりする場合にも羽毛が飛び出します。
中の羽毛が飛び出してきた場合は、寿命と考え、買い替えたりリフォームを依頼したりすると良いでしょう。
□羽毛布団の寿命を長くしたい!コツを4つ紹介!
1つ目は、丁寧に使うことです。
布団を乱雑に扱うと、傷みやすくなったり、破れてしまったりします。
そうなると、中の羽毛が出てきてしまい買い換える必要がでてくるため、なるべく丁寧に扱い長持ちさせるようにしましょう。
2つ目は、カバーをつけることです。
カバーをつけていないと、布団が直接皮脂や油を吸い取ってしまいます。
その結果、布団から臭いが取れなくなったり、重くなったりしてしまい、羽毛が劣化しやすくなる原因にもなってしまいます。
清潔さを保ちつつ寿命を長くするためにも、カバーをつけることをおすすめします。
3つ目は、クリーニングに出すことです。
布団を清潔にしていないと、劣化の原因になってしまうため、定期的にクリーニングに出す必要があります。
しかし、高頻度でクリーニングに出していると、逆に劣化の原因になる場合があります。
そのため、適切な頻度でクリーニングに出すことがおすすめです。
購入時にどのくらいの頻度でクリーニングに出すと良いのか確認することをおすすめします。
また、「側生地が傷んで羽毛が吹き出てきた」「羽毛のかさが減り、保温性がなくなった」などの理由で寿命がきてしまった羽毛布団でも、リフォームすれば引き続き使用可能です。
リフォームでは、側生地ごと丸洗いするのではなく、中身の羽毛を取り出して洗浄し、新しい側生地に入れ替えます。
羽毛を洗うことでしっかり汚れを取り除けるため、ダウンボールが軽くなり布団が膨らみを取り戻します。
リフォームを行うことで、羽毛布団を新品と同じくらい綺麗にでき、長い間使い続けられます。
買い換えより、経済的にも環境的にもやさしいこともメリットと言えます。
□まとめ
今回は、羽毛布団の寿命の決め手や寿命が近づいたサイン、寿命を長くするコツを紹介しました。
当店では、どこよりもお安く、丁寧なリフォームを行っております。
羽毛布団をリフォームしたいとお考えの方は、安心してお任せくださいね。
また、何かお困りのことがございましたら、お気軽にご相談ください。