羽毛布団のへたりを直す方法とは?おすすめは打ち直しです!

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買ったときにはふわふわで気持ちよく寝られる羽毛布団ですが、使用していくうちにへたってしまい、薄くなってしまった。
という経験がある方も多いのではないでしょうか。
今回は、羽毛布団のへたりの原因と直す方法、また、あまり聞き慣れない打ち直しという方法についてご紹介いたします。

□羽毛布団がへたる理由とは?

羽毛布団は羽毛の種類によって長く使用できる物も多く、買うときに悩まれた方も多いのではないでしょうか。
ふわふわの羽毛布団に心惹かれて購入したものの、使用しているうちに薄くなってきたと感じている方も中にはいらっしゃるかもしれませんね。
ここでは、羽毛布団がへたる原因についてご紹介いたします。

1点目に、羽毛布団の内部に湿気が溜まってしまうことです。
人間は、寝ている間にコップ1杯程度の汗をかくと言われていますが、毎日の汗や皮脂が湿気となり、羽毛布団の内側にこもってしまうことがあります。
羽毛布団は、保温性が高いだけでなく吸収性にも優れているため、じめじめした状態が続くと羽毛がへたってしまいます。

2点目に羽毛の寿命が挙げられます。
羽毛布団の羽毛はダウンホールと呼ばれ、細かい毛が丸く空気をふくむことで、保温性を高める構造をしています。
ですが、皮脂や汚れで羽毛が劣化し、構造が崩れることで布団全体がしぼんでしまうことがあります。
皮脂や汚れは日々蓄積されるため、羽毛の劣化は致し方ありません。

□羽毛布団のへたりを直す方法をご紹介

羽毛布団のへたりはやむを得ないことですが、できることならふわふわな羽毛布団をキープしたいですよね。
では、へたりを改善するにはどのような方法があるのでしょうか。

1つ目の方法として、一昼夜布団を干す方法があります。
これは、湿気を多く含んでいる羽毛布団におすすめの方法です。
ポイントは、朝ではなく日が暮れる頃に干すことです。
湿気を多く含む時間帯に干し始めることで、湿気が羽毛布団の内側に取り込まれます。
そして、湿気をたくさん吸った後に乾燥することで繊維の膨らみが増すと考えられています。

そのため、天気の良い日に天日干しすることで解決できるかもしれません。
注意点としては、直射日光により側生地が傷む可能性があるので、頻繁に行うことは推奨できません。
また、朝方や夕方にかけて干し続けると、反対に湿気を吸収してしまうことがあるので、日中の日が高いうちに行いましょう。
ですが、費用をかけずにトライできるので一度お試ししてみてください。

2つ目の方法は、クリーニングに出すことです。
これも、湿気を多く含んでいる羽毛布団におすすめの方法です。
クリーニングでは、自宅ではできない手法で羽毛布団を洗浄することができ、乾燥も十分に行なうことができるため、へたりが戻り、気持ちの良い布団になって戻ってきます。
羽毛布団は大きいのでクリーニング店へ持参するのは大変かと思います。
宅配対応のクリーニング店なら、自宅から持ち出すところから業者での対応のため負担が軽減されます。

例えば当店ですと、ご注文いただいたら布団発送キットをお届けいたしますので布団袋に入れて発送いただきます。
到着後、特殊クリーニングや足し羽毛等のリフォームをして、最終確認の後にご指定日にご返却いたします。
羽毛布団を使い終わる春に発送いただきお預かりし、秋先の発送も対応可能です。

3つ目の方法は、打ち直しをすることです。
打ち直しは、中材がつぶれた羽毛布団におすすめの方法です。
中の羽毛が、湿気が原因で無く、物理的にへたってしまっている場合は、打ち直ししか方法がありません。
では、打ち直しが何なのか、次にご説明いたします。

□打ち直しとはどのような方法?

打ち直しとは、羽毛布団のリフォームや再生加工のことを指します。
もともと、綿布団の再生加工を打ち直しと呼び、昔は棒で綿を打って加工していたため、その名残で「打ち直し」と言われています。
羽毛布団の打ち直しは、羽毛の補充やクリーニング、側生地を新調することです。

具体的な工程としては、羽毛布団から羽毛を取り出し、ゴミを取ります。
そして洗浄し、新しい側生地で仕上げるのが打ち直しの工程です。
羽毛が足りない場合は新しい羽毛を補充します。
他にも、羽毛を入れたままで洗浄した後に羽毛を取り出して新しい側生地で仕上げる方法や、羽毛は洗浄せず、側生地のみを新しいものに交換する方法などがあります。

打ち直しのメリットとしては、羽毛を取り出して側生地を変更することで、布団の大きさを変更できる点です。
新しく布団を購入することなく、今ある布団でリフォームできるため処分する際の負担がかかりません。
また、羽毛の量を追加できるため、好みのボリューム感の布団にすることができます。

□まとめ

今回は、羽毛布団のへたりを直す方法と打ち直しについてご紹介いたしました。
吸収性に優れている羽毛布団だからこその悩みはありますが、暖かく寝られるため冬には不可欠です。
季節の変わり目で、収納している羽毛布団を出す日が近づいているかと思いますが、へたりが見られた際には、今回ご紹介した方法をお試しください。


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