投稿者 umou_suyasuya投稿日:
冬場は毎日使用する羽毛布団ですが、夏場はタンスや押し入れに収納している方も多いのではないでしょうか。
そろそろ季節の変わり目ですので、羽毛布団を出そうかと検討されている方もいらっしゃるかと思います。
そこで今回は、気持ちよく羽毛布団を使用するためのポイントをご紹介いたします。
□羽毛布団が臭う原因とは一体？
羽毛布団は暖かく保温性に優れている反面、久しぶりに収納から出すとニオイが気になることはありませんか。
また、毎日使用する中で生活臭や汗臭さが中に溜まっていくイメージをもたれる方もいらっしゃるかもしれません。
ここでは、羽毛布団のニオイの原因についてご紹介いたします。
まず1点目に、カビのニオイが挙げられます。
布団は日々、人の汗や湿気を吸収しており、適切に保管されていないとカビが繁殖する場合があります。
カビは、アレルギーや病気の原因になることがあるため、早めの対処が必要です。
カバーにカビが生えている場合は漂白剤などで対応できますが、中にカビが発生してしまっている場合はご家庭での対応が難しいため、当店のようなクリーニング、リフォームに対応しているお店へ出すことをおすすめします。
2点目に、汗や皮脂、加齢臭などによるニオイです。
朝起きると首回りや体がべたついていることはありませんか。
人間は寝ている間にコップ1杯程度の汗をかくと言われていますが、これが布団に浸透することで汗臭いニオイに繋がることがあります。
また、40歳以上になると、加齢臭が発生すると言われています。
男性の方がニオイが強いイメージですが、女性でも加齢臭は発生すると言われており、男女ともに年齢を重ねるごとに加齢臭が強くなると言われています。
このニオイが布団に付着することも原因としてあげられます。
3点目に、たばこのニオイです。
喫煙者はあまり気にならないかもしれませんが、たばこのニオイは部屋に蔓延するだけでなく、人の体臭として染みつきます。
そのため、寝室でたばこを吸わない場合でも布団にニオイが浸透することは十分に考えられます。
たばこのニオイも羽毛布団に吸収されるため、こもったニオイの一因となります。
□羽毛布団が汗臭い時の対処方法をご紹介します
羽毛布団にニオイがついてしまうことは、生理現象にも近いことなので仕方がない部分もあるかと思います。
しかし、できることなら気持ちの良い布団で心地よく寝たいですよね。
そこで、羽毛布団が汗臭い時の対処方法についてご紹介いたします。
1つ目に、陰干しをすることです。
日に当てた方が、カビが無くなりそうな印象をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、直射日光の元で天日干しをすると羽毛が痛んでしまうことがあります。
そのため、良く晴れた日に風通しの良い場所で陰干しすることをおすすめします。
自宅で手軽に行えるため、羽毛布団を収納から出したときや、ニオイが気になったときに試しやすいかと思います。
2つ目に、布団の中の空気を入れ換えることです。
布団を折りたたんで内側の空気を押し出すように羽毛布団を押していきます。
これを何度か繰り返すことで内側の空気が抜け、新しい空気が羽毛に入るため布団の中の空気を入れ換えることができます。
布団の大きさによっては複数人で行った方が効率的です。
3つ目に、クリーニング、リフォーム店に出すことです。
羽毛布団を自宅で洗濯すると、痛んでしまい長く使用が出来なくなってしまうためおすすめできません。
羽毛布団を洗う際は、羽毛布団の洗浄のプロであるお店へ任せることが一番安心です。
これまでへたっていた羽毛が復活したり、細かい汚れが落ちたりするなど、使用時の満足度が変わります。
睡眠の質の向上にも繋がるでしょう。
□羽毛布団の臭い対策でしてはいけないこと
最後に、羽毛布団の臭い対策でしてはいけないことをご紹介いたします。
それは、家庭で洗濯することと、消臭スプレーを使用することです。
「家庭で洗濯ができれば楽だし、洗濯機を回して干すだけだし、お金もかからない！」
と考える方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、家庭用の洗濯機で洗うと布団が縮み、中の羽毛が飛び出してくることがあります。
また、干した際にも内側まで乾かずに湿気が溜まり、さらに強い臭いになってしまうことがあるため、おすすめできません。
コインランドリーでの洗濯も同じ理由で絶対にしないようにしましょう。
合わせて、消臭スプレーの使用も控えた方が良いと考えます。
家庭に消臭スプレーを置いている方も多いかと思いますが、消臭スプレーをすることで布団の生地にシミがついてしまうことがあります。
カバーなら洗えば問題ありませんが、側生地の場合は洗うことが難しいためシミが残ってしまいます。
また、臭いの原因は内側の羽毛であることが多いため、内側まで浸透しない消臭スプレーでは効果はあまり見込めないでしょう。
□まとめ
今回は、汗臭い羽毛布団の原因と対処方法をご紹介いたしました。
当店では、羽毛布団のリフォームを承っています。
宅配便での対応ができますので、クリーニング店へ持って行くのが億劫な場合や移動手段が無い方にもご好評いただいています。
季節の変わり目に、是非ご検討ください。