羽毛布団から羽が出てくる原因とは?対処法をご紹介します!

投稿日:


羽毛布団はとても暖かく保温性に優れており、冬の睡眠には欠かせないアイテムですよね。
その反面、中から羽毛が出てきて部屋に舞ってしまった…という経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、羽毛布団の羽が出てくる原因や、その対処法についてご紹介いたします。

□羽毛布団から羽毛が出てくる原因をご紹介

羽毛布団をしている間に、中身の羽毛が部屋を舞って掃除が必要になってくるような場面に出くわしたことはありませんか。
「羽毛布団は羽毛が舞ってほこりっぽいからあまり使用したくない」とお考えの方も中にはいらっしゃるかもしれませんね。
実は、新品の羽毛布団からは羽が出てくることはありません。
羽毛布団の側生地には、羽や羽毛が出ないように加工が施されているためです。
もし、新しい布団なのに羽毛が出てきてしまっている時には、縫い目がほつれていたり、小さな穴が開いていたりするかもしれませんので、確認が必要です。

羽毛が出てくる理由は他にもいくつか考えられますので、ご紹介いたします。

まず、布団カバーを掛けずに使用している場合です。
羽毛布団には羽毛を包んでいる側生地がついているものの、それだけで使用すると破れや汚れの原因になってしまいます。
そのため、布団カバーを合わせて使用することで破れや羽毛が出ていくのを防ぐことができます。

また、注意が必要なのが、布団カバーを付けずに天日干ししてしまうことです。
側生地に直射日光を当ててしまうと、摩耗が早くなってしまいますので、干す際には布団カバーを付けた状態で干すことをおすすめします。

次に、保管する際に引っかけてしまう場合があります。
羽毛布団はかさばるため、保管袋に入れるのも一苦労かと思いますが、その際にファスナーなどに引っかかってしまう場合があります。
そうすると、側生地に穴が開いたり、傷がついたりしてしまう恐れがありますので、できれば2人以上で確認をしながら保管袋に収納できると安心です。
また、ファスナータイプではなく、ひもで結ぶタイプや圧縮袋のような密着タイプもあるので、生活に合わせて見直しをすると良いでしょう。

羽毛布団の種類として、羽毛(ダウン)率が低く、羽(フェザー)率が高い物だと、羽が出やすい傾向にあります。
羽毛は軽やかで繊維から出てしまうことは少ないですが、羽は羽毛に比べて、芯が太くしっかりしているため、繊維を突き抜けて外に出やすいです。
また、同じ箇所を続けて突き抜けることで穴になってしまいます。
羽毛布団のタグなどに羽毛率(ダウン率)が記載されているかと思いますので、購入時の参考にしてみてください。

□羽毛が出てきたときの対処法をご紹介

では、実際に羽毛が出てきてしまった場合はどのように対処すれば良いのかについてご紹介いたします。

羽毛が出てきてしまったときには、応急処置として補修シートを使用することで側生地の修復が可能です。
これは、補修シートと呼ばれる布で穴を塞いで修復する方法です。
ただし、穴が開いており、その場所が特定できている場合にのみ使用できる対処法になります。

ポイントとしては、アイロンの熱で接着するタイプの補修シートを使用することです。
自己流に布を縫い付けると、糸を通した隙間から羽毛が出てきたり、新しく穴が開いてしまったりする原因になりかねません。
補修シートを使用する際には、アイロンの熱で使用できるタイプを選ぶようにしましょう。

また、この方法はあくまでも応急処置です。
使用し続けていると、補修シートがはがれてまた羽毛が出てきてしまう可能性は十分にあります。
根本的に解決するためには、側生地を入れ替える羽毛布団のリフォームもご検討ください。

□羽毛が出てこないようにするための予防方法をご紹介

最後に、羽毛が出てこないようにするための予防方法ですが、原因について記載した内容のことを行なわないことが、予防に繋がります。

布団の使用方法で言えば、布団カバーを使用することです。
布団カバーの役目は、羽毛布団の側生地を傷めないことが大きいです。
側生地を傷めなければ、破れや汚れを防ぐことができ、結果として羽毛が出てきにくくなります。

また、気に入った触り心地の布団カバーを使用することで、より快適な睡眠に繋がります。
布団カバーの種類は多岐にわたるので、季節ごとや、模様替えの際など定期的に交換すると、布団カバー自体の破れを防ぎながら、清潔に使用することができます。

意外とやってしまいがちなのが、手縫いやミシン等で「これくらいの小さな穴なら」と、自己流に破れを修繕することです。
裁縫の知識に長けている方なら可能な場合もあるかもしれませんが、そうでない場合は、縫った場所が再度ほつれてきた際に穴が大きくなってしまうことや、新しく穴が開いてしまう恐れがあります。
小さな穴やほつれだからと家での修繕は控えた方が良いでしょう。
家で応急処置として修繕する際には、先ほどご紹介したアイロンで接着するタイプの補修シートをご使用ください。

□まとめ

今回は、羽毛布団から羽が出てくる原因と対処法についてご紹介いたしました。
せっかく購入した羽毛布団を心地よく、長く使用するためにも是非参考にしてみてください。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です