羽毛布団を干し方とは?最適な時間もご紹介します!

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天日干しをしたあとの布団は、とても気持ちがいいものです。
いつもよりスヤスヤと眠りにつける気がします。
しかし、天日干しは体力も時間も要する作業ですので、毎日行うわけにはいきません。
では、どれくらいの頻度や時間、天日干しを行うのが最適なのでしょうか。
今回は、羽毛布団の干し方と最適な時間などについて紹介します。

□羽毛布団を天日干しする理由とは?

羽毛布団を天日干しすべき理由は、「寝汗を乾かす必要があるから」です。
人は寝ている時に、コップ1杯分の汗をかくと言われています。
夏であればこれ以上の寝汗をかきますし、冬であっても汗はかいています。

この寝汗は、起床後に布団を放置しているだけでは乾かない量です。
頻繁に洗えない羽毛布団では、この寝汗を乾かすために天日干しをする必要があるのです。

もし寝汗を長期的に放置しておくと、悪臭やカビ、ダニの発生の原因となってしまいます。
天日干しには、紫外線による殺菌効果があり、カビの発生やダニの繁殖を抑えられます。
とはいえ、天日干しではダニは死滅しません。
50度以上にならないと死滅しないため、天日干しの際に黒い布やビニールをかけて50度以上にまで布団を温める工夫が必要です。

また、汗による湿気が羽毛布団に溜まると、必然的に重量が重くなってきます。
ふかふか感が徐々になくなり、寝心地が悪くなってしまうこともあります。
最近なぜか寝苦しいと感じるときは、布団を天日干しして湿気を放ってみると改善されるかもしれません。

□羽毛布団の正しい干し方と干し時間のポイント

汗を乾燥させるために闇雲に布団を干すと、逆に布団を傷める原因になってしまいます。
正しい干し方を理解しておくと便利です。

*ポイント1. 天日干しの時間帯に注意

まず、羽毛布団を天日干しする際は、午前10:00~午後3:00の間に干すようにしましょう。
これ以外の時間は、布団が逆に外の湿気を吸い取ってしまう可能性があるからです。
また、雨が続いている季節や、雨の次の日は、空気中の湿気が多いため天日干しには向きません。

*ポイント2. 干し時間に注意

つぎに、必要な干し時間、羽毛布団の太陽に浴びさせます。
季節によって日差しの強さは異なるため、干し時間も調整が必要です。

また、羽毛布団は頻繁に長時間直射日光を浴びさせると傷んでしまいます。
天日干しの目安としては、月に2回ほど、1回あたり1時間ほど天日干しするようにしましょう。
それ以外は、風通しの良い室内で陰干しすることをおすすめします。

*ポイント3. 両面を乾かす

天日干しの際は、干し時間の途中で裏返すようししてください。
寝る時に肌に触れている方がより汗を吸収しているため、そちらの面を長めに干し、途中で裏返して両方の面を乾かします。

*ポイント4. カバーやシートをかけたまま

注意点としては、羽毛布団を干す際はカバーやシーツをかけたまま干すようにしましょう。
布団は日焼けして傷みやすいため、カバーやシーツで日焼け対策をします。

*ポイント5. 布団を強く叩かない

天日干しの際に、布団を布団たたきで強く叩く方がいらっしゃいます。
しかし、布団への強い力は中の羽毛や繊維を壊す原因となっているのです。
特に羽毛布団の場合は、目詰まり加工した部分から羽毛が飛び出す原因にもなり、寿命が縮んでしまうので注意してください。
布団たたきを使う際は、表面を撫でるようにしてホコリを落とすようにしましょう。

*ポイント6. ダニ対策をする

先述したように、ダニは50度以上にならないと死滅しません。
天日干しすることで、ダニの増殖を抑制することはできますが、布団から完全に排除できているわけではないのです。
そこで、布団の温度を50度以上にあげるために、黒い布やビニールをかけて天日干しするのが効果的です。

布団を取り込んだあとは、布団の表面についたダニの死骸を掃除機で吸い取ります。
布団たたきで叩き落とすことのないように注意してください。
また、羽毛布団は打ち直しをすることでもダニやホコリを取り除けます。
打ち直しはお気軽に当社までお問い合わせください。

*ポイント7. カビ対策をする

床に布団を敷いて寝ている方は特に、布団にカビが生えやすくなっています。
睡眠中に出たコップ1杯の汗を毎日吸収した布団は、湿気が溜まっています。
冬場は加湿器をつける方も多いので、さらに湿気がこもりやすくなります。

羽毛布団にカビが生えないように、定期的に天日干しするようにしましょう。
また、布団の敷きっぱなしを避け、毎日押入れなどに片付ける習慣を身につけましょう。
床に直接布団を敷くのではなく、すのこなどを敷いて風通しを確保し、その上に布団を敷くのもおすすめです。

□まとめ

今回は、羽毛布団を天日干しするメリットと、正しい干し方や時間についてポイントを紹介しました。
毎日汗を吸収している布団は、天日干しして乾燥させることでふかふか感が戻ります。
寝苦しい日々が続いている方は、一度天日干しをしてみてはいかがでしょうか。
また、ふかふか感は布団のリフォームでも大きく改善されます。
当社でもグースの羽毛布団を対象に打ち直し(リフォーム)を承っておりますので、お気軽にご相談ください。


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