羽毛布団を洗濯した際の失敗例と対策を紹介します!

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「羽毛布団を洗いたいけど、失敗しないか心配」
このようにお考えの方は多いかと思います。
今回は、羽毛布団を自宅で洗った際の失敗例や対策をご紹介します。

□羽毛布団を自宅で洗濯したら大失敗!

羽毛布団を自宅で洗ってみようかと考えたことは誰しも一度はあるのではないでしょうか。
布団に飲み物をこぼしてしまったときや、ペットが布団におしっこをかけてしまったときなど、布団をその場で洗いたくなることはあるでしょう。
しかし、羽毛布団を自宅で洗うとなると、素人では失敗のリスクが高いです。

ここでは、「羽毛布団を自宅で洗濯したら失敗した」という例をご紹介します。

*布団がつぶれて臭くなった

猫が羽毛布団におしっこをしてしまい、自宅で洗うことになったAさんの例をご紹介します。

Aさんは猫のおしっこのニオイを取るために、お風呂場で布団を足で踏みながら洗濯することにしました。
これがなかなかの重労働で、洗い終わったあとも、水を吸って重くなった布団を脱水機まで運ぶのに苦労しました。
また、運ぶ途中で水が滴り、廊下がビショビショに濡れてしまいました。

やっとの思いで脱水機たどり着くと、少し弱めの脱水にかけ、ぺちゃんこにつぶれた布団を曇り空のベランダで干しました。
次の日に布団の様子を確かめると、まだぺちゃんこにつぶれています。

2日目もあまり変わらず、3日目になると少し布団が臭くなったような気がします。
4日目には少しふっくら感が戻ったものの、中で羽毛がくっついてしまっているようです。
5日目になると、確実にニオイが発生しているようでした。

結局、布団は臭くなり、もとのようなふっくら感を失ってしまいました。

*なぜ失敗したのか

では、どうしてこのような失敗が起こったのでしょうか。
そこには3つの原因が考えられます。

1つ目は、脱水が甘かったことです。
Aさんは「羽毛がつぶれたり、飛び出したりしてしまうから、あまり強い脱水はかけない方が良い」と考え、弱めの脱水を行いました。
その結果、十分に脱水できず、布団が乾くのが遅くなってしまったのです。

2つ目は、布団を干した日の天気があまり良くなかったことです。
天気があまり良くなかったため、脱水が甘かったこともあり、短時間で乾かせませんでした。
乾くまでに時間がかかりすぎたため、生乾きとなり、水カビ臭が発生したのです。

3つ目は、そもそも羽毛布団が安価なものであったことです。
乾いた後も布団から発生していたニオイの正体は、獣臭だったのです。

日本製のものであればたいていしっかりと洗浄されていますが、中国などの海外製のものは、コストカットのために十分な洗浄がされていない場合があります。
洗濯したことによって羽毛の油脂分が溶け出て、乾いたあともニオイを発生させてしまっていたのです。

このように、羽毛布団を自宅で洗濯するとなると失敗するリスクが高くなるため、要注意です。
できるかぎり羽毛布団は自宅で洗わず、クリーニングを依頼すると良いでしょう。

□洗濯で失敗しないためには?

羽毛布団を自宅で洗うのはおすすめしません。
しかし、中にはどうしても自宅で洗わなければならない場合もあるかもしれません。
ここでは、自宅で洗濯した際に失敗しないための乾燥方法をご紹介します。

ニオイを防ぐためにしっかりと乾燥させるためのポイントは、以下の3つです。

・湿度が低く、晴れの天気が2~3日続く時期に洗濯を行う
・中の羽毛をほぐして形を整えながら干す
・可能であれば、布団乾燥機を使用する

これらのポイントを押さえて乾燥させることで、カビのようなニオイの発生を防げます。
特に重要なのが天気で、必ず晴れの天気が続く日に洗濯をしましょう。

羽毛布団はそもそも、中の羽毛が外に出ないように織り目が小さく作られています。
そのためどうしても通気性が悪くなり、濡れた場合に乾きにくくなってしまいます。

表面だけでなく、中の羽毛まで完全に乾かさないとニオイが発生するため、中まで完全に乾かすことを意識しましょう。

□失敗しないのはクリーニング!

いちばん失敗の可能性が低い方法は、やはりクリーニングに出すことです。
次に、クリーニングに出すメリット・デメリットをご紹介します。

*メリット

最も大きなメリットとして、プロによる仕上がりで、失敗が少ないことが挙げられます。
ふっくら感を維持しつつ、ニオイの発生も防げるでしょう。

また、手間がかからないことも大きなメリットです。
布団の受け渡しに多少の手間がかかる程度で、洗濯はすべて任せられるため、手間と時間を節約できます。

*デメリット

反対にデメリットとしては、お金がかかることが挙げられます。
プロに任せることになるため、お金がかかってしまうのは仕方がありませんね。
ただし、自宅で洗濯して失敗した場合に、新たに布団を買い替えるとなるとクリーニング以上にお金がかかります。

そのため、考え方によっては確実に上手く洗濯できるクリーニングの方がお得と言えるかもしれません。

□まとめ

今回は、羽毛布団を自宅で洗った際の失敗例や、失敗しないためのポイント、クリーニングのメリット・デメリットについて解説しました。
当社では、羽毛布団の打ち直しやリフォームを承っております。
羽毛布団のリフォームをお考えの方はお気軽にご連絡ください。


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