みなさんが使用している布団の素材には何が使われていますか?
布団に使用される素材の主なものとしては、羽毛、綿(コットン)、羊毛、合成繊維などがあります。
その中でも最も高品質で高価なものが羽毛布団です。
高い保温性に、吸湿性・放湿性に優れた羽毛布団は、その寝心地の良さから多くの方から高い人気を得ています。
そんな羽毛布団ですが、寝具は消耗品であるため、買い替え時がいつなのか気になりますよね。
そこで今回は、羽毛布団の寿命がどれくらいなのか、他の素材と比較しながら紹介していこうと思います。
□羽毛布団の寿命
羽毛布団の寿命は、通常10年〜15年程度と言われています。
これを他の素材のものと比べるとどうなのでしょうか。
*綿(コットン)の場合
掛け布団なら5年、敷布団なら3年(打ち直しが可能)
*羊毛(ウール)の場合
掛け布団なら5年、敷布団なら3年前後(打ち直しが可能)
*合成繊維の場合
掛け布団なら5年、敷布団なら3年
以上のようになるのですが、どの素材の場合でも、3年〜5年が寿命のようです。
これを見てみると羽毛布団の寿命は非常に長いのが分かりますね。
また、綿や羊毛の場合には打ち直しが可能とあるように、羽毛も同様、これらは打ち直しが可能です。
□打ち直しとは?
打ち直しとは、布団の仕立て直し(リフォーム)のことです。
布団は長い間使用していると、ボリュームがなくなり、ふっくらとした感じがなくなってしまいます。
打ち直しをすることで、布団の解体し、再び新品のようにすることができるのです。
特に、羽毛布団の場合には、羽毛自体の寿命が30年以上あると言われているので、打ち直しをすれば、かなり長い間使用することができるのです。
羽毛布団は高級な布団であり、高いものであれば100万円ほどするものまであります。
今、高品質な羽毛布団を使用しているのであれば、買い換えるよりも打ち直しを行う方がより安い値段で変わらない品質の布団を手に入れることができます。
羽毛自体が高級な品なので、打ち直しはコストを抑える面で非常に有効な方法かもしれません。
□まとめ
布団は毎日使用するものなので、次第に劣化してしまいます。
寿命が近づくと、それまで布団の持っていたボリューム感、保温性、吸湿性などは落ちていきます。
ふかふかとした暖かい布団の中で寝るためには、寿命をしっかりと把握しておくことも重要です。そして寿命がきた時には、買い替えをするか、打ち直しを行うかをして、再び心地良い布団を取り戻すことが良い睡眠を維持するための方法のようですね。