羽毛布団の種類を知って快適な睡眠ライフを実現!

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羽毛布団と一言で言っても、中の羽毛や側生地、キルトなど、様々な要素で構成されていることをご存知でしょうか。
羽毛布団の種類によって、寝る際の快適さが大きく異なります。
そこで今回は、羽毛布団の羽毛とキルトの種類についてご紹介しますので、羽毛布団選びの際にぜひ参考にしてみてください。

□羽毛布団の羽毛の種類についてご紹介!

羽毛布団の中身は、水鳥の綿毛が使用されます。
このふわふわとした綿毛は羽毛と呼ばれており、水鳥は主にガチョウ(グース)とアヒル(ダック)が使用されます。
一般的には、身体の大きいガチョウの羽毛の方が高品質とされており、ガチョウの中でも、特に寒い地域に生息していたものほど質が高いと言われています。

グースの羽毛が高品質に位置づけられるのは、体の大きさに比例してひとつひとつの羽毛(ダウンボール)が大きくなるので、空気を多く含めるからです。
また、ダウンボールのひとつひとつが大きいと、少ない量の羽毛で多くの空気を含めるので、布団を軽くできるという利点もあります。
ダウンの中に空気がたっぷり含まれることで、羽毛布団の「かさ高」がアップします。
上質なダウンを使用すると、布団に「かさ高」がでるため、ボリュームが増え、特に使用した際に体温が羽毛の中の空気に移って空気が膨張するため、よりボリュームが増します。

つまり、グースの方がより軽くて保温性に優れているので、高品質とされているのです。
ただ、ダックの品質が悪いのかと言われるとそうではなく、人工的に作られた安価な素材よりも防寒に優れた良い素材であるのは間違いありません。

さらに、1年以上飼育されたガチョウの羽毛は「マザーグース」と呼ばれ、同じ品種でもより大きなダウンでさらに保温性が向上します。
マザーグースを使用した布団は高価になりますが、長く良いものを使いたいという方にはぴったりです。

まとめると、羽毛は大きく3つあります。
1つ目が、ダックです。
体の小さいアヒルなので、他のダウンと比べてダウンボールが小さくなります。
その分、ダックの羽毛は比較的安価にお求めいただけるので、来客用の布団などにおすすめです。

2つ目が、グースです。
ガチョウは体が大きいので取れるダウンボールも大きく、保温力が優れています。
大きなダウンは空気をたくさん含んで弾力性もある高性能な羽毛です。
その分ダックより値段がかさんでしまいますが、1つの羽毛布団を大事に長く使用したい場合はグースがおすすめです。

3つ目が、マザーグースです。
通常のグースよりもさらに体が大きくなり、大きいダウンボールが空気を十分に含むため保温性がかなり高くなります。
含める空気の量や弾力も最上級の品質で持ちも良いため、羽毛布団の心地の良さを10年以上キープしたい方にはおすすめです。

□羽毛布団のキルトの種類をご紹介!

羽毛布団のキルトについてあまり気にしたことが無いという方も多いでしょう。
しかし、キルトは寝た時のフィット感や保温性に繋がる大切な要素なのです。
せっかく質の良い羽毛を選んでも、キルトが良くなければ十分にそれを活かせません。
特に、キルトによる暖かさははっきりわかるくらいの違いがありますので、ここからは、キルトの種類を3つご紹介します。

1つ目が、平キルトです。
肌掛け布団など、夏物の布団によく使用されるキルティングです。
側生地の表と裏を直で縫い合わせることにより、意図的に熱を逃がし、寝具内の環境を保つ機能があります。
逆に、冬物に使用すると、暖かい空気がどんどん逃げるため、寒いまま眠ることになってしまいます。

2つ目が、立体キルトです。
最もポピュラーなキルティングで、羽毛布団の生地中にマチをいれます。
縫い合わせた箇所から熱が逃げづらいため、冬用の羽毛布団にも人気です。
ただその一方で、羽毛を充填する際にマチ部分に穴を空けてしまうと、羽毛が移動しやすくなるため、長年使用する中で羽毛が均等になりづらくなる恐れがあります。

さらに、あまりマチを高くできない構造なので、寒い地方で使用する際には少し心もとないかもしれません。
ツインキルトなどに比べると安く抑えられるので、暖かい地方でのご使用ならこちらで十分快適に過ごせるでしょう。

3つ目が、ツインキルト(二重キルト)です。
ツインキルトは、立体キルトのマイナス点を改善しようと開発されたキルティングです。
中の羽毛を分けるように仕切り布を入れ、上側と下側でキルト数を変化させたことで、立体キルトの弱点は克服しました。
ただし、仕切り布を入れた分の重量が増え、フィットしにくくなってしまったという側面もあります。

東北や北海道など、非常に寒い地方にお住まいの方や、冷え性の方はこちらをお使いいただくのがおすすめです。

□まとめ

今回は、羽毛布団の羽毛とキルトの種類についてご紹介しました。
性能の良い羽毛布団はお値段も張りますが、その分寒い冬でも快適に過ごせる強力なアイテムとなります。
その他ご質問や相談等ありましたら当社までお気軽にお問い合わせください。


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