最高級な羽毛布団はどんなもの?|最高級の羽毛を選ぶメリットとは

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「最高級の羽毛は他のものとどう違うのか。」
「どんな条件を満たせば最高級と呼ばれるのだろう。」
このような疑問をお持ちの方も多いと思います。
この記事では最高級の羽毛が他のものとどう違うのか、また選ぶメリットについて説明します。

□羽毛と羽根の違い

水鳥の胸部には寒さから身を守るためのふわふわとしたタンポポのような毛があります。
この毛をダウンと呼び、1羽からとれる量が非常に少ないです。
そのため、羽毛のみで羽毛布団を作る際には約150羽の水鳥のダウンが必要です。
お腹からとれるフェザーと呼ばれる羽根は手で押しても元の形状に戻るようなふっくらとしたものです。

□鳥の種類によって質が変わる!?

羽毛布団は主に「ダック」と「グース」の羽毛が使用されます。
一部のダックを除いて、グースの方が高級だと言われています。
その理由は、においと成熟度、保温性の高さです。
雑食性のダックに対して草食性であるグースは、においが少なく、においがしても天日干しをすればとれることがほとんどです。
また、食用として飼育されるダックの場合は羽毛が副産物であるため、成熟しきっていないうちに採取されてしまいます。
それに対して、ダウンを取るために育てられるグースは長い時間をかけて飼育され、適切な飼育期間を経たもののみ採取されます。
グースの方がダックよりも体格も羽毛の大きさも大きいため保温性が高く、特に繁殖の為に冬を越したグースは特に保温性が高いと言われています。
その中でも極寒の大自然で生息するアイダーダックが最高峰レベルの羽毛です。

□最高級の羽毛布団は羽毛だけじゃない!?

羽毛布団の質は羽毛そのものも大事ですが、それを包み込む側生地の質も重要です。
主に使われる素材は超長綿、シルク、合繊があります。
素材ごとに柔らかさ、熱伝導性、吸湿性、フィット性が異なります。
最近人気がある合繊は綿とポリエステル系の繊維の比率によって寝心地が変わります。
やはり、光沢感と滑らかな肌触りにおいてシルクが最高級品ですが、ポリエステルや合繊に比べて耐久性が低いのが弱点です。
しかし、シルクの耐久性の弱さを補う為にポリエステル系の繊維を多くすると、吸湿性・発散性に劣るので蒸れやすくなります。
静電気も発生しやすくなるので、寝心地が快適とは言えないでしょう。
それぞれの長所を生かすために、シルクのような光沢感を持ち、吸湿性にも優れているテンセルやリヨセルが使われることが多いです。

□まとめ

高級羽毛布団をお買い求めの際は、羽毛だけでなく側生地の質にも注目してみてください。
また、高級品が必ずしも最高級のクオリティであるとは限らないので、安価でも質が高いものも是非検討してみてください。
羽毛布団についてお悩みのことがございましたら是非当社にご相談ください。


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