羽毛布団が暖かくなくなった原因とは?保温性を取り戻すための方法は?

投稿日:


ふかふかとしていて、保温性に優れた羽毛布団ですが、買ったばかりの頃に比べると暖かくなくなったと感じたことがある方も多いのではないでしょうか。
ふかふかさもなくなってきて、薄くなってきたという経験もあるでしょう。
そこで今回は、こうした羽毛布団の暖かさが低下したり、ふくらみがなくなってしまう原因についてご紹介したいと思います。

□そもそもなぜ羽毛布団は暖かいのか

羽毛布団は、羽毛とそれを包む側生地によって作られているのですが、この羽毛の特性がその理由に大きく関係しています。

*カール現象

羽毛といえばふわふわとしているイメージですよね。
このふわふわとした部分には、暖かい空気を掴む特性があるのです。
つまり、羽毛のふわふわとした部分が暖かい空気を掴むことによって、保温効果が生まれ、羽毛布団で寝ていると暖かく感じるのです。
こうした羽毛が暖かい空気を掴むことを「カール現象」といいます。

□なぜ暖かくなくなるのか

それではなぜ羽毛布団は暖かくなくなるのでしょうか。
これは羽毛布団の寿命が影響しています。
羽毛の寿命は30年以上と言われています。
しかし、羽毛布団の寿命は10年程度なのです。
つまり、10年程度で羽毛布団は保温性がなくなってくるのです。
この理由として、人間の体から出る汗と皮脂が関係しています。

人は寝ている間にコップ一杯分の汗をかくと言われています。
実は自分で思っているよりも多くの汗をかいているのです。
そのため、毎日羽毛布団で寝ていると、その分の汗と皮脂が羽毛に付着してしまいます。
こうして汗と皮脂が付着した羽毛は、本来の機能が低下し、カール現象も起こりにくくなり、保温性が低下します。
このような仕組みで、羽毛布団の保温性は次第に低下するようになっているのです。

□保温性を保つためには

羽毛布団の保温性を取り戻す方法としてまず第一は、布団カバーをつけることです。
布団カバーをつけることで、汗や皮脂が羽毛に直接付着しにくくなります。
しかし、それでも長い間使用していれば汗や皮脂がたまってしまいます。
定期的に天日干しをしたりすることで、保温性を回復することができます。
暖かくなくなってきたなと感じたら、一度布団を干してみるのも良いでしょう。

□まとめ

羽毛布団は毎日使用するものであるため、劣化してしまいます。
しかし、寿命が来てしまったときにはリフォームをすることが可能です。
今使っている羽毛布団をこれからも使いたいという方はぜひ、羽毛布団のリフォームを試してみてはいかがでしょうか?


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です