羽毛布団の寿命はどれくらい?耐用年数を羽毛布団メーカーが解説

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「いまの羽毛布団、最近くたくたになってきたな。羽毛布団の寿命ってどれくらいなんだろう?」
「新品の羽毛布団を買おうか迷っているけど、買う前に、本当に今の羽毛布団がもう寿命なのかを知りたい。」
羽毛布団に関して、このようにお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで今回は、羽毛布団の寿命や耐用年数に関してご紹介したいと思います。

・寿命のサインと原因

まずは、羽毛布団の寿命のサインとその原因について見ていきます。

□かさ高が減ってしまった

本来、羽毛布団は吸湿作用によって、寝ている間の汗の水分を含んだとしても、放湿性にも優れているので回復します。
しかし、羽毛布団の中のダウンボールという物質に、汗の中の油脂分の汚れが蓄積していくことによって、ダメージを受けてしまいます。
やがて羽毛布団を干しても、元の膨らみ具合に戻らならなくなってしまいます。

このような過程を経て、かさ高が新品の時より減ってきてしまうのです。
新品の時の約3分の2のかさになったら、寿命のサインと言えます。

□重たく感じるようになった

羽毛布団といえば、その軽さに特徴がありますが、羽毛布団を長年使うと汗や油脂分によって、放湿性が失われて重たく感じるようになってきます。
このような感覚になったら、寿命のサインです。

□温かくなくなってきた

羽毛布団をかけたときに、羽毛布団本来の温かさを感じなくなってきたら、寿命のサインと言えます。
これは、先ほどのダウンボールと呼ばれる物質の消耗によるためです。

□羽毛が飛び出してくる

羽毛布団の側生地には、目詰め加工が施され、本来は羽毛が飛び出してくることはありません。
しかし、外部からの圧によって中のダウンファイバーが飛び出してきたり、スモールフェザーと呼ばれる羽が中から生地に突き刺さって出てきたりすることがあります。

このようなことが頻繁に起こる場合は、生地に穴や裂け目、糸のほつれなどが起こっていることが考えられます。
穴が大きくなったり、中から頻繁に羽毛が出てきたりするようになったら、その羽毛布団の替えどきと言えるでしょう。

・羽毛布団の耐用年数

羽毛布団の耐用年数は、約10年と言われています。
この寿命はあくまでも目安です。
そのため、天然素材の羽毛自体は、きちんとした洗浄、加工を施せば、10年以上持つとも言われています。

しかし、羽毛布団は羽毛だけで構成されているわけではありません。
羽毛を包む側生地の劣化も考慮しなければならないのです。
羽毛布団の寿命、耐用年数を考えるときは、中身の羽毛だけでなく、側生地にも注意する必要があります。

・おわりに

以上、羽毛布団の耐用年数、寿命に関してご紹介しました。
羽毛布団に関してお悩みなどございましたら、ぜひお気軽に当社にお問い合わせください。


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