「羽毛布団って冬場しか使えないのかな?」「オールシーズン使える羽毛布団って聞いたことあるけど…」
羽毛布団は軽くて暖かく、冬場に重宝しますよね。
しかし、一年中使えるオールシーズン羽毛布団と呼ばれるものがあることをご存知でしょうか?
今回はオールシーズン羽毛布団の特徴と、購入のコツをご紹介します。
◆オールシーズン羽毛布団とは?
オールシーズン羽毛布団とは、肌掛け布団と合掛け布団をホックなどで一つにした布団のことです。
肌掛け布団は通常のものよりとても薄手で通気性がよいので、エアコンの効いた夏場の寝冷え対策にぴったりです。
合掛け布団は肌掛け布団より羽毛の量が多く厚手ですので、肌寒い春や秋シーズンに適しています。
また、寒さが本格化した冬場には肌掛け布団と合掛け布団の二枚を合わせた羽毛布団で寒さをしのぐことができます。
オールシーズン羽毛布団の特徴は以下の通りです。
長所
・オールシーズン使える
・季節ごとに別々の布団を購入するより経済的
短所
肌掛け布団と合掛け布団の二枚合わせの場合、上下がずれやすい
通常の羽毛布団と比べた時のデメリット
・保温性が劣る
・生地が重なるので少し重い
・蒸れやすい
ただし、保温性や重みなどのデメリットは、羽毛布団の選び方で解消される点も多いです。
◆選び方のコツ
前述のとおり、オールシーズン羽毛布団の難点である保温性、重さはきちんと選べばさほど気になりません。
以下では羽毛布団の選び方のコツをご紹介します。
・保温性
羽毛布団の保温性は中に入っている羽毛に何の鳥が使われているかが重要です。
保温性の高いものは順番に
マザーグース > グース > マザーダック > ダック
となっています。
また、ダウンパワーの数値が高いこともポイントです。
羽毛布団の保温性は羽毛のかたまりでなるダウンボールが空気を含み体温で温められることで得られます。
つまり、羽毛がどれだけやわらかいかが保温性のポイントなのです。
ダウンパワーとは、羽毛のやわらかさと保温性を数値化したものです。
日本では300dp以上のものが販売を許可されています。
このダウンパワーの数値と使用されている羽毛の種類が保温性のポイントとなります。
・軽さ
軽さもまた、布団の中の羽ではかれます。
羽毛布団の中綿は、ダウンとスモールフェザーでできています。簡単に言うと前者が毛で後者が羽です。
羽毛布団はこのダウン、毛を50%以上使用した布団のことです。
スモールフェザーが50%以上のものは羽布団と呼ばれます。当然ダウンの量が多いほど軽くなります。
オールシーズン羽毛布団は二枚の組み合わせで一年中使用できます。
鳥の種類、ダウンパワー、ダウンの数値に気を付けることで軽く保温性に優れた良質なオールシーズン羽毛布団を購入できます。
弊社では羽毛布団のリフォームを取り扱っております。
各種羽毛布団からのオールシーズン羽毛布団へのリフォームも取り扱っておりますので、気になった方はぜひ一度ホームページをご覧ください。