羽毛布団が暖かくなくなったのはなぜ?羽毛布団の暖かさを甦らせる方法

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「羽毛布団、買った当初はよかったけど最近暖かくないな」
羽毛布団は高額ですが、その分質には定評がありますね。
しかし、年月とともに質は衰えていきます。

羽毛布団の耐久年数は10~15年と言われていますが、なぜ暖かくなくなってしまうのでしょうか。
今回は羽毛布団の機能低下の理由を、暖かさに着目してご紹介します。

◆暖かい理由

・羽毛布団の特徴

羽毛布団はダウン(鳥の毛)50%以上の布団を指します。
軽やかで温かく、吸湿性、放湿性にも優れています。

この機能は鳥の羽根ではなく、毛によるものです。
そのため毛を多く含んだものほど高額になり、またどの鳥を使用しているかにより金額は変わります。

・暖かさの秘訣

羽根布団はダウンボールと呼ばれる鳥の毛のまとまりがふわりと球状に広がっています。
ダウンボールの広がりが空気を包み込んで空気層を作っています。
この空気層が睡眠中に体温で温められることで、布団の中に暖かい空気がとどまるのです。

柔らかいダウンボールの層が、高い保温性のカギであるといえるでしょう。

◆暖かくなくなる理由

しかし、年月を重ねるごとに保温性は低下します。なぜでしょう。

・保温性の低下理由

年月を重ねると徐々に汗や皮脂、埃が布団に堆積します。
これらの汚れが布団の中の羽毛にまで浸透すると、羽毛にまとわりついた状態になります。
汚れによって羽毛同士がくっつき、布団のふくらみがなくなります。
購入時に比べてはっきりと実感できるほどのへたりが見られるでしょう。

ダウンボールは汚れで小さくなり、枝羽ができた状態になります。
ダウンボールのふくらみによる空気の層が暖かさの秘訣でしたね。
小さくなったダウンボールは空気の層ができないため、布団にもぐっても温かさが感じられないようになります。
また、側生地にも全体的な色褪せや、汚れ、摩擦による生地の傷みが出てくるでしょう。

・改善方法

では暖かさを取り戻す方法はないのでしょうか。
前述したとおり、ダウンボールの柔らかさを保てれば布団の保温性は維持できます。

定期的な天日干しなどのご自身でのお手入れの他、点検や仕立て直し(リフォーム)を行うことで質は維持されます。
点検は5年に一度が目安です。仕立て直しには羽毛の増量など様々なコースがあります。
新品同様の仕上がりでご自分の羽毛布団を受け取れます。

弊社では羽毛布団のリフォームを行っております。
お客様に合わせた様々なコースを取り揃えておりますので、羽毛布団に関することでお悩みの方はぜひ一度ホームページをご覧ください。


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