「布団をたたむときに羽毛がたくさん散っている」「最近羽毛布団から毛がでてくるな…」
羽毛布団は軽く、暖かくて快適ですね。
しかし、歳月が過ぎると羽毛がたくさん出てくることもありませんか?
今回は羽毛が出てくる理由と防ぎ方についてご紹介します。
◆羽毛布団とは
まず初めに羽毛布団とはダウン50%以上で構成された布団のことです。優れた放湿性と保温性、軽さが特徴です。
◆羽毛が出てくる理由
羽毛布団は羽毛が中から出にくいように特殊な加工を施してあります。ダウンプルーフ加工と言い、生地が織りあがった後 ローラーをかけてめを潰し、それが開かないようにのりのようなもので定着させます。
しかし、長年(8年以上)使っているとこのダウンプルーフ加工が緩み羽毛が噴出してくることがあります。
頻繁に羽毛が出てくるようでしたらそれは側生地の劣化のサインです。
寝返りや使用による摩擦、汗によって側生地は年々劣化します。縫い目のほつれや、小さな穴、生地が薄くなっている場所から羽毛が出てしまっているのです。
◆対策方法
羽毛の傷みが原因であるなら洗濯により防げます。
羽毛は汚れの蓄積により膨らみを失いますので、洗濯することで汚れを除去し、膨らみを回復できます。
暖かさを感じなくなったり、かさ高が減少したときが目安です。
ご自宅でも洗濯可能な場合はありますが、ものによってはクリーニングが必要です。
しかし、クリーニングの場合は布団ごと丸洗いをします。
羽毛が出てくる原因は側生地の傷みですので、クリーニングでは解消されません。買い替えか、リフォーム(打ち直し)が必要となってきます。
リフォームとは側生地から羽毛を取り出し、清掃、乾燥、羽毛の増量、側生地の交換を行う作業です。
クリーニングに比べると高額ですが、新たしく購入するよりは安価です。
◆ご家庭でできる対策方法
では羽毛が出てくるのを防ぐためにどのような方法があるでしょうか?
・天日干し
人は寝ている時にコップ一杯分の汗をかきます。定期的に布団を干し、乾燥させましょう。
・カバーを付ける
劣化の原因は主に摩擦、汚れの堆積です。カバーをつけ、定期的に洗濯することで側生地の損傷を防げます。
羽毛布団から羽毛が出てくるのは側生地の傷みが原因です。日頃のお手入れで側生地の傷みを対策しましょう。
また、羽毛の散乱が目立つぐらい側生地が傷んできたら買い替え、またはリフォームが必要です。
弊社では山梨に自社工場を構え、羽毛布団のリフォームを取り扱っています。
多種多様なコースを取り揃えておりますので、お手持ちの羽毛布団にお悩みがございましたらぜひ一度ご相談ください。
フリーダイヤル0120-456-245(平日9:00~17:00)