羽毛布団は、種類によって相場が異なります。
そのため、どんなものを選べば良いのだろうという疑問を持っている方も多いかもしれません。
そこでこの記事では、羽毛布団の魅力と相場がはっきりしない理由、最適な羽毛布団を選ぶポイントを紹介します。
ぜひ参考にしてください。
□羽毛布団の魅力を紹介します
まず、羽毛布団とは、アヒル(ダック)やガチョウ(グース)などの水鳥の羽を中綿素材として利用している布団です。
他の布団と比較すると軽く、保温性が高いことが1番の魅力です。
品質が良いものを選べば、ふんわりとボリュームが出て、寝ている時の身体のラインに沿うようにフィットします。
そのため、寒い時でも快適に眠れるでしょう。
合成繊維と違って湿度を調節する機能をあわせ持っていることから、羽毛の量が少ないダウンケットと呼ばれる肌掛け羽毛布団を選べば夏でも使用できます。
このように、羽毛布団はかなりメリットが多いです。
その分合成繊維よりも少し値段が高いので、注意が必要です。
□なぜ羽毛布団は相場がはっきりしないのか?
羽毛布団を買おうと考えている方は、調べていると相場に幅があることに気づいたでしょう。
まず、羽毛布団は使用される羽毛の種類によって価格が異なります。
そのため、1つのメーカーでもかなり価格の幅があるのです。
そこで、主に使われている羽毛の種類ごとの特徴を解説します。
1つ目が、ダウンとフェザーです。
ダウンは、鳥の体毛で芯がなくふわふわとしていることが特徴です。
フェザーは、羽そのもので羽軸という芯があるので弾力につながります。
羽毛布団においては、詰め物の半分以上がダウンです。
また、ダウンの割合が多ければ多いほど値段が高くなる傾向にあります。
ただし、布団の中を全てダウンにすると弾力がなくなってしまいまうので、ダウンの割合が多いものであっても95%程度でしょう。
2つ目が、ダックとグースです。
ダックは、アヒル、グースはガチョウを意味します。
羽毛は、食べるために育てられた鳥の副産物です。
そのため、若いうちに食べられてしまうダックよりも、大きくなるまで飼育されるグースの方が羽毛が大きくなります。
そのため、グースの方が当然暖かい布団をつくれます。
また、グースは羽毛の密度が高い上に柔らかいので、マザーグースという親鳥の羽毛は高級品です。
さらに、寒い地域で飼育されている水鳥ほど羽毛の保温性が高いという特徴があるため、北極圏にすむアイダーダックは最高級ランクの羽毛として位置付けられます。
そのため、例えばダックダウン85パーセント、フェザー15パーセントの商品であれば3万円程度で購入できるものもあります。
アイダーダウン95パーセント、フェザー5パーセントという割合で使用されているものは、100万円近くするものもあります。
3つ目が、ダウンパワーです。
これは、羽毛の性能を表す数値のことで、DPと表されます。
羽毛1グラムあたりの体積で、数値が大きければ大きいほど羽毛のふくらみが大きいことを意味します。
数値は、300DP以上、350DP以上、400DP以上、440DP以上で分けられています。
そして、順にニュー、エクセル、ロイヤル、プレミアムの4つのグレードに分けられます。
以上が、羽毛布団の値段に差がつく原因です。
価格の違いを比較する時は、ぜひ参考にしてください。
□最適な羽毛布団を選ぶポイントを解説!
最後に、ご自身に最適な羽毛布団を選ぶためにはどのようなポイントをチェックすれば良いのか解説します。
1つ目が、ボリュームとダウンの比率です。
ダウンパワーとダウンの割合が高いものほど良い品質の羽毛布団であることを表します。
高品質で弾力性が高いものが良い場合は、ダウンパワーが400以上のものを選ぶと良いでしょう。
また、使用されているダウンの比率が70%以上であれば、保温性が高いので、寒い地域での使用でも問題ないでしょう。
2つ目が、体質や好みを考慮することです。
側生地に使用されている素材によって、使用感はかなり異なります。
例えば、綿素材のものであれば、肌触りが良い上に、寝返りなどの動作の時に音が発生しづらいです。
さらに、放湿性、吸湿性、通気性も高い傾向にあります。
一方で、ポリエステルなどの化学繊維は、値段も安い傾向にあり、洗濯しやすいですが、通気性が悪くカサカサと音がします。
このような特徴をよく理解して布団を選ぶ必要があるでしょう。
3つ目が、手入れのしやすさです。
羽毛布団の中には、自宅で洗濯できるものがあります。
しかし、ダウンの種類や側生地によっては水洗いできないものもあるので、自宅での手入れを望む方はそれが可能な羽毛布団を選びましょう。
□まとめ
この記事では、羽毛布団の魅力と相場がはっきりしない理由、最適な羽毛布団を選ぶためのポイントを紹介しました。
選ぶ際に意識すべきポイントや値段に差が生じる細かな理由までお分かりいただけたかと思います。
当社では様々な羽毛布団を取り扱っておりますので、ご興味ある方はぜひ一度当社にご相談ください。