羽毛布団の打ち直しとは何か?布団の寿命を長くするコツもご紹介!

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「羽毛布団の打ち直しとは何だろう」
「少しでも長く羽毛布団を使うためにはどうすれば良いのだろう」
このような疑問をお持ちの方はいらっしゃるでしょう。
そこでこの記事では、打ち直しとは何か、メリット、打ち直すタイミング、羽毛布団を少しでも長く使うコツをご紹介します。
ぜひ参考にしてください。

□羽毛布団の打ち直しとは?

羽毛布団の打ち直しとは、布団をリフォームすることや再生加工することを意味します。

打ち直しの工程は、羽毛布団から羽毛を取り出してゴミを取り、洗浄し、新しい側生地で仕上げるという流れです。
羽毛が足りなくなっている場合は、新しいものを足します。

また、洗浄の方法としては、2つあります。
1つ目が、まず布団から羽毛を取り出さずに洗浄し、その後に羽毛を取り出して新しい側生地で仕上げるという方法です。
2つ目が、羽毛を洗浄せずに側生地のみ新しいものに交換するというものです。

これらの作業にかかる日数は、10日から1ヶ月程度を目安としておきましょう。
幅があるのは、自社工場で打ち直すのが、業務委託を行っているのか、また利用する業者によっても異なることが理由です。

打ち直しの他に、リサイクルという言葉もあります。
羽毛布団のリサイクルとは、廃棄になった羽毛を洗浄などの再生加工をした後に、側生地を新しくして仕上げることです。
つまり、他の人が使用した羽毛を使うということです。
ただし、業者によってはこれらの単語を区別せずに使用していることもあるので、依頼する前にしっかりと作業内容を確認することをおすすめします。

また、打ち直しを2度3度と行うことは基本的に難しいです。
理由は、羽毛が古くなっているため、十分な再生が見込めないからです。
同様の理由で、15年以上使用しているものも打ち直すのは難しいでしょう。

ここまで、羽毛布団の打ち直しとは何かについて解説してきました。
続けて、羽毛布団の打ち直しを行うメリットを解説します。

1つ目が、サイズの変更や調整ができることです。
側生地を新しくするので、ダブルサイズの布団であればシングルサイズの布団2枚にするなど、サイズ変更できる場合もあります。

2つ目が、長く同じ布団を使えることです。
同じ布団を使用し続けると、保湿性が下がりますが、再生加工することで布団の保温性を高められます。
さらに、側生地が痛んでしまっても打ち直せば羽毛を廃棄せずに済むので、環境保護につながるでしょう。

3つ目が、買い替えよりお得な場合があることです。
近年はダウンの価格が高くなっているので、買い換えるよりも打ち直すことでトータルコストを安く抑えられる可能性があります。

ただし、15年以上使用している場合や、購入時の価格が打ち直しと同程度などの場合は買い替えを検討することをおすすめします。

□打ち直しを行うタイミングとは?

続いて、打ち直しを行うタイミングを紹介します。
基本的には、「側生地が傷んだ・破れた」「羽毛が飛び出してきた」「羽毛が左右や上下で偏っている」という状態になったら行うことをおすすめします。
使用年数としては、大体10年前後が経った時点で打ち直し方が多いです。

ただし、定期的に布団クリーニングを行っておくことが前提です。
布団クリーニングんとは、布団を丸洗いして、汗や皮脂汚れまで除菌・消臭したり、側生地の汚れも布団クリーニングで落としたりすることです。
季節の変わり目に布団を収納するタイミングでクリーニングに出しておくと、ダニの増殖やカビの発生を防げるので、長く使えます。

打ち直すか、買い換えるかに悩んだ時は、使用年数、ダウンの品質、打ち直した回数、足さなければならない羽毛の量を元に考えましょう。

使用年数については先述したとおり10年前後での打ち直しをおすすめします。
15年ほど使用している場合は、ダウンの寿命になるので、買い直す方が良いでしょう。

羽毛布団の品質は、使用されているダウンの量で決まります。
ダウンが80%以上使用されている羽毛布団であれば、買い替えよりも打ち直しの方が安く済む可能性が高いです。
一方、それ以下のものは打ち直しの見積もりを見て同じか打ち直しの方が高ければ買い換えましょう。

打ち直しの回数については、1度打ち直した布団は2度目の打ち直しを行えないことを理解しておいてくださいね。
そのため、打ち直しをし終わって何年か経ってから不具合が出てきた場合には、買い替えてください。

最後に、足す羽毛の量については、足し羽毛が500グラム以上になると購入した方が安くなる可能性があります。
そのため、新品のものの値段と打ち直した場合の費用を、比較しながら決めると良いでしょう。

□羽毛布団の寿命を長く保つコツをご紹介!

最後に、羽毛布団の「寿命」の見極めサインを紹介します。

1つ目が、見た目です。
羽毛が出てきている、ふくらみが少ない、偏りを感じるという場合は買い替えや打ち直しを検討しましょう。
ふくらみの目安としては、購入時の3分の2程度になったタイミングが良いでしょう。

2つ目が、使用感です。
保温性が低くなった、重さを感じるようになったといったときも寿命といえます。
特に、重さは長い時間使っていることで汗や皮脂を羽毛布団が吸い取り、放湿性を失うことが原因です。

これらの症状を布団に感じたらメンテナンスや買い替えを検討しましょう。

□まとめ

この記事では打ち直しの概要やメリット、打ち直すタイミング、羽毛布団を少しでも長く使うコツをご紹介しました。
羽毛布団を快適な状態で使い続けるために参考にしてください。
当社では、様々な羽毛布団を用意しております。
羽毛布団に関して、お困りのことがあった場合にはお気軽にご相談ください。


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